中学を卒業する前に考えておきたいこと

目次
高等部卒業でも大学受験は可能です
高等部卒業が高卒の資格?
中学校を卒業する前に考えておきたいこと

高等部卒業でも大学受験は可能です

中学校や特別支援学校の中学部などを卒業すると、義務教育が終了します。この先をどうしようかと迷う親も多いのではないでしょうか。
①一般の高等学校や特別支援学校の高等部を目指すのか?
②就職を目指して高等専修学校を受験するのか?
選択肢はいくつもあります。近年の傾向をみると多くのこどもたちは中学を卒業すると高等学校へ進学しているようです。特別支援学校高等部では清掃や介護などの技術を専門的に学ぶ専攻科があります。このような科を卒業すれば、就職に有利になるでしょう。
特別支援学校高等部を卒業すると、「特別支援学校高等部卒業」という資格が得られます。大学進学を希望する場合はこの資格があれば、大学受験をすることができ、合格すれば大学に進学が可能となります。

高等部卒業が高卒の資格?

ただし、特別支援学校高等部卒業の資格は、高等学校卒業の資格とは別のものです。特別支援学校では、自立活動という授業があったり、各教科の時間総数の差があったりするため、高等学校卒業の資格とは認められず、中学卒業となります。
高等学校卒業後に、特別支援学校高等部専攻科でさらに学ぶことで職業能力を高め、資格取得を目指すこともできます。たとえば、視覚障害者の人の場合なら、修業1~3年で、あん摩マッサージ指圧師、鍼師、灸師、理学療法士などの視覚を取得できます。

中学校を卒業する前に考えておきたいこと

中学卒業後は、ほとんどのこどもが進学しています。進学先としては、特別支援学校の高等部、高等特別支援学校、高等専修学校、職業能力開発校などがあります。中学卒業後の進路を考える場合、さらにその先までを考えて進路を選択する必要があるかもしれません。福祉施設を利用するのか、就労を目指すのか、さらに進学を目指すのか。それによって進学先も異なります。
高等特別支援学校は、卒業後は就労を目的としています。入学試験があり、必ず入学できるわけではありません。高等専修学校も卒業後の就労を目的とした学校で、履修できる科目は学校によりさまざまです。
一般の高校入試とは違い、公立と私立の併願は基本的にありません。早い人では中学1年生から学校見学に行っています。中学3年生になってから進学を考えるのではなく、事前に学校見学や学園祭など行って学校の特色や雰囲気を知っておくといいではないでしょうか。







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